
2019年6月16日放送の初耳学でインスタ発の大ヒット作品「54字の物語」について紹介!
川合俊一さん・中島健人さんの渾身作文に林先生が激辛添削!
54字の物語
SNS発で大ブームになるというと、
スイーツやペットなど女子に人気なジャンルをイメージしますが、
中でもインスタグラムで話題を呼んで書籍化されて20万部を超える大ヒットになったのが「54字の物語」だということ。
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54字の物語が大ヒットしたきっかけ
54字の物語の大ヒットのきっかけになったのは、
ブラックユーモアあふれる54字。
先日研究室に送ってくれた大きなエビ、おいしかったよ。話は変わるが、例の新種生命体のサンプルはいつ届くのかね?
これは、
とある研究をしている博士のもとに送られた新種生命体のサンプルをエビと間違えて食べてしまった
というブラックユーモアが面白いということです。

なんか、ブラックユーモアってちょっとむずかしいんですよね^^;
スタジオでもちょっと理解されていないようでしたが…
ホラーの54字の物語は?
物語のジャンルは書く人の自由だということですが、
ホラーの54字の物語の場合はというと…
今日は親友と森へハイキング。親友はどんどん奥へと進んでいく。「帰り道はわかるの?」「大丈夫、帰らないからね」

これは、わかります!
怖いですね…
このように隠された意味がわかってくるとゾクゾクしてくると話題になっているのが54字の物語だということです。
氏田雄介先生が54字の物語の生みの親
原稿用紙というと20マス×20マスの400字が基本ですが、
54字の物語の場合は、9マス×6行という54字の正方形。
54字の物語の著者である氏田雄介先生によると、
もともとインスタグラムをやっていて、
きれいな景色の写真や美味しそうなご飯の写真とかが並ぶ中で、
その中でも目立つような別の方向で作品を作りたいと思って、
インスタグラムの正方形に合わせたちょうど54文字の原稿用紙というフォーマットが生まれたということです。

この発想はインスタグラムのネタで困っている方のアイデアにもなりそうですね^^
林先生も「素晴らしいな、この発想」とうなっていましたね。
54字の物語は学校の授業にも採り入れられている
さらに、茨城県総和中学校など学校の教材としても採り入れられているそうで、
生徒のみなさんも黙々と作文に挑戦している姿が紹介されました。
授業に採り入れた星田潤先生によると、
「3年生を担当しているので高校入試に向けて字数がある作文の対応として選びました」とのこと。
この54字の物語の作文を授業に採り入れることによって、
文章をまとめる力が向上し、楽しみながら国語力が鍛えられるそうです。

たしかにみなさん、集中して取り組んでいる感じでしたよね^^
林先生も文章は書かなければ書けるようにならないし、
人間の思考は書くことによって同時に推進するので、
きっかけとしていいのでは?とのことでした。
川合俊一さん・中島健人さんが54字の物語に挑戦!
川合俊一さんと中島健人さんが54字の物語に挑戦し、
現代文講師の林先生が添削してくれました。
中島健人さんの54字の物語
中島健人さんの54字の物語。
テーマは「セクシー泥棒」です。
僕は捕まらない。宝石やダイヤ?簡単さ。甘いよ女刑事さん。あと少しなんだけど。心はもう捕まってるよ?あんたに。
林先生によると「心はもう捕まってるよ?あんたに」の部分が倒置法になっていて、インパクトが強まっているところが評価できるとのこと。
川合俊一さんの54字の物語
川合俊一さんの54字の物語。
テーマは「バブル時代」です。
昔は高学歴高収入高身長の三高が人気だった。結婚すると学歴は関係なく収入は持っていかれデカいの暑苦しいらしい
林先生によると、
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・高学歴⇒学歴は関係なく
・高収入⇒収入は持っていかれ
・高身長⇒デカいの暑苦しい
と、一見3組の対比をキレイに使っているように見えるものの、
よく見ると、
高学歴、高収入、高身長というのは、
結婚前と後の対比であって、
昔と今の対比ではないので、
根本的な対比がズレてしまっているところに論理性の欠如があるとのことです^^;
まとめ
林先生に添削されたみたいに評価されたらちょっと厳しいですが、
54字というと、なんとなく簡単に書けそうな気がしませんか?
楽しみながら国語力がつけられそうですね!
・今回放送された初耳学の他のテーマ
初耳学【暗いところで本を読んでも視力は下がらない!日光を浴びる時間と読む距離にポイント】