
もし授業で難解な体の中がこんなに面白いキャラクターで描かれたとしたら、きっと頭に入ってくることは何倍、何十倍にもなりますよね。
そんな複雑な体の仕組みを個性的なキャラクターで表現して話題になった「はたらく細胞」について世界一受けたい授業で紹介されました!
はたらく細胞が漫画やアニメで話題!
「はたらく細胞」とは今、漫画もアニメも超人気!
小学生でもわかると話題の体の中の細胞を描いた作品。
はたらく細胞の医療監修を手掛けたのは医療法人ひかり会パーク病院院長の原田知幸先生。
はたらく細胞のヒットの要因
はたらく細胞には臓器などが描かれた人体図が出てこないことがヒットの要因なんだそうです。
はたらく細胞では体の中を街で表現し、
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・赤血球
・白血球
・血小板
などは擬人化されています。
エモリー大学の権威も絶賛
エモリー大学ウィンシップがん研究所の大須賀覚先生も
「免疫細胞ががんをいかに防いでいるか研究者目線でもとても正確な内容だ」と言います。
はたらく細胞の仕事
赤血球は宅配便の女の子
赤血球は普段、呼吸をする時に活躍していて酸素と二酸化炭素を運んでくれているとのこと。
心臓を通って肺で二酸化炭素を酸素に変えて酸素を全身の毛細血管に届けてくれています。

はたらく細胞の中では赤血球は宅配便の女の子として描かれています。
赤血球は女の子がかぶる赤い帽子で描かれており、
道を間違えたりするおっちょこちょいなところも。
それでも、
ケガをして重症の人のために
「私は最後まで酸素を運ぶよ、それが私たちの仕事なんだから」
とあきらめずに酸素を運んでくれます。

なんだか、ものすごく感動してしまいました…
血小板は小さな女の子たち
血小板は出血した時に血を止めてくれる役割があります。

はたらく細胞では血小板は小さな女の子たちとして描かれています。
「フィブリン持ってきました」
と言って、
フィブリンという血液の凝固に関わるタンパク質と凝固因子をつなぎ合わせて傷口を塞ぐ血栓を作って赤血球などの血球を絡ませて、
治るとかさぶたになるとのこと。
白血球はイケメンお兄さん
傷口が出来た時に細菌と戦ってくれるのが白血球。
血管をすり抜けて自由に移動できる能力が備わっています。

はたらく細胞では白血球はイケメンお兄さんとして描かれています。
空腹状態になると血液中の糖分や栄養分が少なくなって白血球も空腹状態になるそうです。
そのため、体内に侵入してきた細菌やウイルスを勢いよく食べてくれるようになるそうです。

ですから、ご飯は腹八分目がおすすめだということ。
NK細胞は美女
NK細胞はナチュラルキラー細胞といって、
がんを攻撃してくれる他に、がん細胞を見分けることができるそうです。

はたらく細胞ではNK細胞はスタイル抜群の美女として描かれています。

気の弱そうに見えた、ただの細胞をガン細胞と見抜いていましたね
NK細胞は笑うと活性化する
ストレスがあるとNK細胞の働きが低下してしまうそうですが、
笑うとNK細胞が活性化するということです。
まとめ
原田知幸先生は医療監修を依頼された時に細胞を擬人化すると聞いて細胞に意思があるのか?大丈夫なのか?と思ったそうですが、
実際に携わるととても面白く、自身の勉強にもなったそうです。
それにしても、こんな風に複雑になりがちな体のことを楽しく覚えられたらいいですよね!