
世界一受けたい授業「8大名医が警鐘鳴らす8つの病気」の5番目に紹介されたのは乳がんでした。
教えてくれるのは乳がん治療のプロフェッショナルである昭和大学医学部準教授の明石定子先生です。
乳がん検査の長所と短所
マンモグラフィティーでは乳がんを見つけにくい
乳がんの検診で有名なのがエックス線で乳房内部を撮影するマンモグラフィーですが、
日本人女性の半数以上がこのマンモグラフィーでは乳がんを見つけにくいとされているようです。
デンスブレストとは
マンモグラフィーが乳がんを見つけにくい原因として考えられているのは、デンスブレストのようです。
デンスブレストとは他の人に比べて乳腺を作る濃度が高い乳房ことです。
デンスブレストの場合は乳房全体が真っ白になってしまうため乳がんが発見しづらいとされているようです。
超音波検査
乳腺の濃度が高いデンスブレストの場合には超音波検査がオススメだということです。
しかし超音波検査は乳房全体を見るのに時間がかかってしまい、検査技師の技量で差が出てしまうことがデメリットと言われています。
マンモグラフィーと超音波検査はどちらもメリットと、メリットがあると言われています。
ですから2つの検査を併用することによって発見率が1.5倍高くなるという報告があるということです。
20代から30代の方は乳がんになる確率が低いので特に急いで検査を受ける必要がありませんが、家族に乳がんを発症された方がいる場合には、早くから検診を受けた方が良いとのことです。
乳ガンになりやすいのタイプと対策
背の高い女性の方が乳ガンになりやすい
国立がん研究センターが50,000人以上の女性を対象に行った調査によると
148センチ未満の人に比べて160センチ以上の方は閉経前で1.5倍、閉経後で2.4倍も乳がんの発症率が高いそうです。
背が高い女性は成長ホルモンの分泌つが多いということが影響していると考えられているそうです。
座っている時間が長い人は乳がんのリスクが上がる
海外で女性約29,000人を対象にした調査によると
座っている時間の長いデスクワークの多い女性は立ち仕事の女性よりも乳がんのリスクが高くなることがわかったそうです。
原因としては長時間座り続けることで代謝が悪くなるといったことが乳がんのリスクにつながるようです。
対策としては30分2回立ち上がって体動かすことがオススメなようです。
味噌汁を毎日食べると乳がんの発生率が40%低下する
国立がん研究センターが日本人を対象に行った調査によると
1日1杯未満の人に比べて
2杯以上飲む人は26%、
3杯以上飲む人は40%も
乳がんの発症率が低くなることがわかったそうです。
理由としては大豆に含まれるイソフラボンが乳がんの予防に期待ができると言うことのようです。
乳がん検定
胸が大きい方が乳ガンになりやすい?
正解は×です。
胸の大きさと乳がんのリスクは関係ないそうです。
お酒をいっぱい飲む人は乳ガンになりやすい?
正解は○です。
アルコールを分解する際に発生するアセトアルデヒドと言う成分に発がん性があると考えられているそうです。
1日に
-
日本酒1合
ビール大瓶1本
ワイングラス2杯
以上を飲む人は乳がんになる確率が高くなるということです。
しこりが見つかった場合乳がんの可能性が高い?
正解は×です。
しこりの8割は良性と言われており特に生理前のしこりは女性ホルモンの影響を受けていると言われている場合が多いので
生理の後にもう一度チェックしてみて下さいとのことです。

生理の後に消えていれば心配はないと言うことです。
乳がんになると胸に痛みを感じる?
正解は×です。
乳がんは痛みを感じないことが多く、胸が痛くて病院に来るが、ほとんどの方は乳がんではなくて女性ホルモンの影響だったりするそうです。
運動によって乳がんのリスクは下がる?
正解は○です。
毎日適度な運動している人は運動してない人に比べて乳がんのリスクが10〜20%も減少するようです。

適度な運動を毎日続けることが大事なんですね。
まとめ
毎日味噌汁を飲むこと、
毎日体を適度に動かすこと、
これは乳がんだけのためじゃなく、健康にとっても良いことなので、
ぜひ続けていきたいですね!
乳がんについてはこちらも参考になります。
⇒ガッテン【乳がん検診スペシャルハガキと遺伝リスクセルフチェック】